Audi Q4 e-tron 試乗記

9月の車検時に代車としてお借りしたので、感想を簡単にまとめてみました。

静かな車内
 Audiらしい高い静粛性が印象的でした。
走行中の車内は、モーター音、ロードノイズ、そして車体のわずかなきしみ音だけで、とても快適な空間が保たれています。

力強いトルク
 電気モーター特有の太いトルクが魅力です。
アクセルを軽く踏むだけでスムーズに加速し、高速道路への合流や市街地でのストップ&ゴーでもストレスを感じませんでした。

シングルペダルドライブの快適さ
 アクセルペダルだけでスピードを自在にコントロールできるのは便利。
街中では特にブレーキを踏む頻度が減り、疲労が軽減されます。

FRらしいハンドリング
 後輪駆動の特性を活かした、自然で軽快なハンドリングが楽しめました。
コーナリング時の安定感は抜群で、スポーティな印象です。

回生ブレーキの性能
 長い下り坂でも強力な回生ブレーキが効き、オーバースピードになる心配がありません。
この制動力には安心感がありました。

モーター音
 静粛性が高いがゆえに、モーターの高周波音が目立ちました。
長時間のドライブでは少し耳につくかもしれません。

ブレーキフィールの違和感
 フットブレーキを使用すると、回生ブレーキが優先的に介入する仕様のため、ブレーキフィールに一貫性が欠けるように感じました。

航続距離の短さ
 航続距離が短いのは、この車の最大の弱点の一つ。
長距離ドライブやアウトドア用途では頻繁な充電が求められます。

充電施設の不足
 現時点で充電インフラが十分でないため、遠出する際の計画が煩雑になりがちです。

 Audi Q4 e-tronは、車として非常に完成度が高く、特に快適性や走行性能は申し分ありません。
しかし、自分のライフスタイルには合わないと感じました。

 理由として、頻繁にスキー場に行く自分にとって、航続距離の短さとクワトロ(四輪駆動)の設定がないことが致命的です。
寒冷地や積雪地での使用を想定すると、この点はどうしても譲れません。

 でも、BEVとしての魅力は十分に感じましたよ。

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